【徹底比較】耐摩耗性に優れた鋼板ランキングTOP3!

普通鋼に比べて耐摩耗性に優れた、耐摩耗鋼板についてわかりやすく解説しています。耐摩耗鋼板が解決できる鋼材の課題も詳しく解説。鋼材を選ぶときのポイントも詳しく説明した上で、オススメの耐摩耗性鋼板をランキング形式で紹介しました。

【徹底比較】耐摩耗性に優れた鋼板ランキングTOP3!のイメージ

目次

  1. 1耐摩耗鋼板とは
  2. 2こんな悩みはありませんか?耐摩耗鋼板が解決できる課題
  3. 3耐摩耗鋼板を比較するときのポイント
  4. 4耐摩耗鋼板ランキング【保存版】
  5. 5まとめ

耐摩耗性に優れた鋼板をお探しですね?

摩耗の激しい箇所に普通鋼を使うと、摩耗による部品交換で大きなコストがかかってしまいます。

消耗が激しいと、現場で使う工作機械としての安全性も心配です。

耐摩耗性に優れた鋼板を検討しようにも、どれがオススメなのか?

その悩みにお答えするため、本記事ではオススメの鋼材をランキング形式で3つ挙げてご紹介します。

この記事を読めば、製品に合った耐摩耗性に優れた鋼板を選ぶことが可能です。

鋼材選びの参考に、お役立てください。

耐摩耗鋼板とは

耐摩耗鋼板とは

耐摩耗鋼板とは、普通鋼に比べて耐摩耗性に優れた鋼板のことです。

製品における摩耗の激しい個所で、部品消耗を減らすために開発されました。

耐摩耗鋼板は普通鋼と比べて、同じ重量でも高い耐久性を確保できるので、部品を薄くして軽量化できます。

メーカーとしては、以下が有名です。
 

地域 企業
国内 日本製鉄、JFEスチール
海外 SSAB

1ー1.とにかく硬い!磨耗量を劇的に低減できる

とにかく硬い!磨耗量を劇的に低減できる

耐摩耗鋼板はとても硬く、磨耗量を劇的に低減できることが特徴です。

普通鋼に比べ、製品によって2~5倍程度の耐摩耗性を確保し、長寿命。

耐摩耗鋼板を採用すれば、普通鋼を採用した製品と比べ、同じ時間稼働させた場合の部品交換回数を大幅に減らせます。

製品において、以下の箇所に採用すると効果的です。
 

適用箇所 具体例
部品摩耗による交換の多い箇所 破砕機
集塵機
集塵機のシュート材
部品摩耗による交換の手間がかかる箇所 工場の天井クレーンのレール部分

耐摩耗鋼板の優れた特徴のため、覚えておきましょう。

こんな悩みはありませんか?耐摩耗鋼板が解決できる課題

こんな悩みはありませんか?耐摩耗鋼板が解決できる課題 編集上に下に

耐摩耗鋼板の概要について、ご紹介しました。

では、耐摩耗鋼板が解決できる課題は具体的に何なのか?

以下、製品製造者の代表的な3つの悩みにお答えします。

2ー1.ツギハギで重量が増えて機械への負担が心配

ツギハギで重量が増えて機械への負担が心配

耐摩耗鋼板を採用すると、ツギハギ箇所が減り、重量が軽くなるので機械への負担が軽減されます。

耐摩耗鋼板は普通鋼と比べ、同じ耐摩耗性能を確保しながら薄く軽くできるからです。

部品箇所の重量を減らしたい悩みには、耐摩耗鋼板の使用が適しています。

2ー2.すり減って、すぐに穴が開いてしまう

すり減って、すぐに穴が開いてしまう

耐摩耗鋼板は優れた耐摩耗性を発揮するので、すり減りの問題を解決します。

耐摩耗鋼板は硬い鋼材のため、穴開きを防ぐことが可能。

すぐに穴が開くほど激しい摩耗にさらされる箇所には、耐摩耗鋼板が最適です。

このような悩みをお持ちの場合は、耐摩耗鋼板の採用を検討してみましょう。

2ー3.修繕が多く、作業日程に支障が出る

修繕が多く、作業日程に支障が出る

耐摩耗鋼板は、修繕時間による、作業中断を減らすことが可能です。

耐摩耗鋼板は耐久性に優れるので、普通鋼に比べて部品交換回数を減らすことができます。

修繕の多さで作業日程への支障が生じる悩みをお持ちの場合は、耐摩耗鋼板が適しているのです。

耐摩耗鋼板を比較するときのポイント

耐摩耗鋼板を比較するときのポイント

ここまで、耐摩耗鋼板が解決できる代表的な悩みを紹介しました。

本項では、耐摩耗鋼板を比較するときに抑えておくべきポイントを紹介します。

3ー1.硬度

耐摩耗鋼板における耐摩耗性能の高さは硬度に依存します。

硬度が高ければ、部品消耗を減らし、交換回数を減らすことが可能です。

製品稼働中に部品に穴が開くなど、安全性のリスクも減らせます。

耐摩耗鋼板は、各メーカーにより改良が加えられているので、性能を重視する場合は、硬度の高い製品を選ぶと良いです。

3ー2.溶接性

耐摩耗鋼板を採用する上で、溶接性は重要です。

耐摩耗鋼板は、製品の材料として溶接することで、製品に仕上げます。

溶接性が悪いと、溶接部分がひび割れや性能劣化して、本来の性能を発揮できません。

溶接性の高い耐摩耗鋼板を選べば、溶接の際に失敗するリスクを抑えることができます。

3ー3.加工の容易さ

耐摩耗鋼板は硬い鋼材のため、一般的な普通鋼よりも加工が難しくなります。

そのため、あらかじめ加工が容易に設計されているかも比較する際のポイントです。

普通鋼よりも加工機械に求められる負担が大きいため、加工性が悪いと、希望通り仕上げられない恐れがあります。

加工の容易な鋼材であれば、多くの加工メーカーで対応が可能です。

耐摩耗鋼板の採用を検討する際は、加工の容易さを考慮して検討しましょう。

耐摩耗鋼板ランキング【保存版】

耐摩耗鋼板ランキング【保存版】

耐摩耗鋼板を比較するときのポイントに関して、紹介しました。

耐摩耗鋼板に対する理解が深まったかと思います。

それでは、本記事の目玉である耐摩耗鋼板ランキングを発表します。

4ー1.【第1位:ABREX】硬さに定評あり!

【第1位:ABREX】硬さに定評あり!

耐摩耗鋼板ランキングの第1位は、日本製鉄のABREXです。

4ー1ー1.特徴

ABREXは、耐摩耗性が高く、溶接性に優れた耐摩耗鋼板です。

普通鋼に比べ、2~5倍の耐摩耗性を発揮。

ABREXを採用すれば、部品交換を少なくでき、機械や部品の寿命を伸ばせます。

豊富な規格とサイズが揃っているので、用途に合わせた鋼板を調達することが可能です。

4ー1ー2.適用事例

ABREXは様々な工作機械に利用されており、例として以下があります。
 

  • 圧砕機アタッチメント先端刃
  • スクラッププレス機ライナー
  • 大型ダンプトラックボデー
  • 油圧ショベルのバケット

より詳しい事例を写真付きでお探しの場合は、ABREXの特集記事をご確認ください

4ー1ー3.価格

ABREXの価格に関しては、専門分野向けの商品であるため、明確な価格が公開されていません。

購入を検討する際は、メーカーである日本製鉄や鋼材問屋に問い合わせてみましょう。

ここでは耐摩耗性に優れた鋼板の豊富な取り扱い実績がある鋼材問屋、クマガイ特殊鋼株式会社をご紹介します。

創業は大正2年で、100年以上の長い歴史を持つ鋼材問屋です。

購入を検討する際は、問い合わせてみましょう。

4ー1ー4.注意点

ABREXの注意点は、以下の3点です。
 

  • 鋼板が200度を越えると硬さ低下の恐れがある
  • 加工時は冷間加工をする必要がある
  • 小物、狭幅切断の場合硬度低下の恐れがある

より詳しい内容をお探しの場合は、ABREXの特集記事をご確認ください。

4ー2.【2位:HARDOX】加工性が良い

【2位:HARDOX】加工性が良い

耐摩耗鋼板ランキングの第2位は、SSABのHARDOXです。

4ー2ー1.特徴

HARDOXとは、海外メーカーのスウェーデンSSAB社製の耐摩耗鋼板です。

以下の特性から加工性に優れます。
 

  • 平坦度の高さ
  • 均一の厚さ
  • 内部特性の安定

別名として、SSABスウェーデン鋼としても呼ばれます。

普通鋼に比べて、最大25倍も高い耐摩耗性がある優れた鋼材です。

4ー2ー2.適用事例

HARDOXは具体的に、以下の用途に利用されています。
 

  • 圧砕機アタッチメント先端刃
  • スクラッププレス機ライナー
  • 大型ダンプトラックボデー
  • 油圧ショベルのバケット

より詳しい事例を写真付きでお探しの場合は、HARDOXの特集記事をご確認ください。

4ー2ー3.価格

HARDOXの価格は、普通鋼と比べると高価になります。

HARDOXの参考価格は、以下の通りです。
 

参考商品 大きさ 参考価格
耐摩耗鋼板 横300mm x 縦300mm x 厚さ10mm 4,500円程度
普通鋼 横300mm x 縦300mm x 厚さ9mm 4,000円程度

より詳しい価格情報をお探しの場合は、参考価格のあるHARDOXの特集記事をご確認ください。

4ー2ー4.注意点

HARDOXの注意点は、以下の3点です。
 

  • 熱による切断の際は硬度低下の恐れがある
  • 穴あけ加工時に振動が大きいと機械工具の寿命が低下する
  • ねじ切り加工時にネジ跡の寿命が低下することがある
  • フライス加工時に安全性に留意する

より詳しい内容をお探しの場合は、HARDOXの特集記事をご確認ください

4ー3.【3位:EVERHARD】極寒環境でも使用可能

【3位:EVERHARD】極寒環境でも使用可能

耐摩耗鋼板ランキングの第3位は、JFEスチールのEVERHARDです。

4ー3ー1.特徴

EVERHARDとは、主に建設、鉱山、輸送機械の部品に使用される鋼材です。

普通鋼に比べ、3~6倍の耐摩耗性がある硬い鋼材。

低温靭性にも優れ、絶対零度以下の環境に耐える品質保証が有ります。

具体的には、-40℃での定温靭性を保証しており、寒冷地や強い衝撃を受ける環境で最適な鋼材です。

4ー3ー2.適用事例

EVERHARDは、以下の工作機械などに利用されています。
 

  • ブルドーザー、ショベルカー
  • トレーラー
  • ダンプ、トラック
  • 油圧ショベルのバケット

より詳しい事例を写真付きでお探しの場合は、EVERHARDの特集記事をご確認ください。

4ー3ー3.価格

EVARHARDの価格に関しては、専門分野向け商品であるため、明確な価格が公開されていません。

ここでは耐摩耗性に優れた鋼板の豊富な取り扱い実績のある鋼材問屋、クマガイ特殊鋼株式会社をご紹介します。

大正2年に創業し100年以上の長い歴史を持つ鋼材問屋です。

購入を検討する際は、問い合わせてみましょう。

4ー3ー4.注意点

HARDOXの注意点は、以下の4点です。
 

  • 熱による切断の際は硬度低下の恐れがある
  • 穴あけ加工時に振動が大きいと機械工具の寿命が低下する
  • ねじ切り加工時にネジ跡の寿命が低下することがある
  • フライス加工時に安全性に留意する

より詳しい内容をお探しの場合は、HARDOXの特集記事をご確認ください。

まとめ

まとめ

耐摩耗性に優れた鋼板に関して、ランキングを交えてご紹介してきました。

耐摩耗鋼板とは、硬度に強みがある鋼板です。

摩耗の激しい箇所に適用することで長寿命化ができ、費用対効果を高めることができます。

耐摩耗鋼板にはランキングで紹介した商標鋼板として主に3つ存在。

採用を検討する際に、比較するときのポイントは硬度、溶接性と加工の容易さです。

硬度は3つの商標鋼板とも幅広い規格を用意しており、カバーしています。

この記事で紹介した、耐摩耗鋼板の特徴や価格の情報を、ぜひ鋼板選びの参考にしてください。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ