特殊鋼板の購入なら専門商社まで!【鋼材選びの相談から加工まで】

耐摩耗性や耐候性など、特殊な性質をもつ特殊鋼板について詳しく解説。そもそも特殊鋼とは何か、さらに実際の商標採用事例を写真付きでわかりやすく紹介しています。この記事を読むことで特殊鋼板についての理解が深まり、製品の品質向上に繋がる鋼材選びができるようになります!

特殊鋼板の購入なら専門商社まで!【鋼材選びの相談から加工まで】のイメージ

目次

  1. 1そもそも特殊鋼板って?【特殊な性質を持った鋼】
  2. 2特殊鋼板の種類【目的に応じて適切なものを選びましょう】
  3. 3【写真付き】特殊鋼版の商標紹介と適用事例
  4. 4特殊鋼板の購入は専門商社へ!【難しい加工まで対応】
  5. 5まとめ

特殊鋼板とは何か、調べていますね?

特殊鋼板とは、普通鋼に比べ、特定の性質が強化された鋼板です。

普通鋼に様々な元素を加えて高める事で誕生しました。

一方で、用途に合わせて最適な特殊鋼を選ぶことができなければ、せっかくの性質を活かし切れなくなってしまうのです。

そこで当記事では、それぞれの特殊鋼板に関して詳しく紹介します。

この記事を読めば、特殊鋼板の特徴がわかり、今後の鋼材選びに役立てることが可能です。

最後には、特殊鋼板の実績のある専門商社もご紹介しますので、購入を検討する際にぜひお役立てください!

それでは、見ていきましょう。

そもそも特殊鋼板って?【特殊な性質を持った鋼】

そもそも特殊鋼板って?【特殊な性質を持った鋼】

特殊鋼板とは、特殊な性質を持った鋼です。

以下で詳しく解説します。

1ー1.含有している元素により性質が決まる

含有している元素により性質が決まる

特殊鋼板は、含有している元素により性質が決まります。

例えば、ニッケルを追加すると、粘りと強さが向上。

あるいは、クロムを追加すると、摩耗性が向上し、錆びにくくなります。

以下に、特殊鋼板に添加する主要な元素の性質をまとめました。
 

元素 強まる性質
ニッケル(Ni) 粘り、硬度、耐熱性
モリブデン(Mo) 粘り、硬度、耐熱性
クロム(Cr) 耐錆性、耐摩耗性
銅(Cu) 耐錆性
コバルト(Co) 耐熱性
チタン(Ti) 粘り、硬度、耐錆性
マンガン(Mn) 硬度
タングステン(W) 耐熱性、耐摩耗性
バナジウム(V) 硬度、耐摩耗性

特殊鋼板の性質は普通鋼に対して、何の元素を加えるかによって決まります。

特殊鋼板は含有する元素により、強化される性質が変わることを覚えておきましょう。

特殊鋼板の種類【目的に応じて適切なものを選びましょう】

特殊鋼板の種類【目的に応じて適切なものを選びましょう】

ここまで、特殊鋼板の性質についてご紹介しました。

次に、特殊鋼板の種類についてご紹介します。

種類によって、強化される特性が違うので、目的に応じて適切なものを選びましょう。

2ー1.耐候性鋼板【サビに強い】

耐候性鋼板【サビに強い】

耐候性鋼板とは、サビに強い特殊鋼板です。

普通鋼に対して、ニッケル(Ni)やクロム(Cr)、銅(Cu)等を添加することでサビに強い特性を得ます。

耐候性鋼板の特徴と注意点に関して、確認していきましょう。

2ー1ー1.特徴

耐候性鋼板は、サビに強い特性により優れた耐食性を発揮します。

そのため、雨ざらしの屋外や、海水近くの腐食しやすい環境で長寿命化が可能です。

2ー1ー2.扱う上での注意点

耐候性鋼板を扱う上で、維持管理を適切に行う必要があります。

なぜなら、耐候性鋼板に、サビを防ぐ性質は無いからです。

製品を稼働させる環境下で維持管理を怠ると、サビが発生する恐れがあります。

製品に耐候性鋼板を採用する場合は、稼働後の維持管理を適切に計画しましょう。

2ー2.耐摩耗鋼板【磨耗に強い】

耐摩耗鋼板【磨耗に強い】

耐摩耗鋼板とは、磨耗に強い特殊鋼板です。

普通鋼に対して、クロム(Cr)やモリブデン(Cu)を添加することで、磨耗に強い特性を得ます。

耐摩耗鋼板の特徴と注意点に関して確認していきましょう。

2ー2ー1.特徴

耐摩耗鋼板は、摩耗に強い特性により優れた耐食性を発揮します。

そのため、硬い鉱石や金属などと接して、激しく摩耗する環境において長寿命化が可能です。

2ー2ー2.扱う上での注意点

耐摩耗鋼板を扱う上での注意点としては、不適切な溶接すると低温割れを引き起こすことがあります。

なぜなら、耐摩耗鋼板は普通鋼に比べて硬度が高く、加工が難しいからです。

耐摩耗鋼板は、溶接に高い技術を必要とすることを覚えておきましょう。

2ー3.高張力鋼板【引張力が強い】

高張力鋼板【引張力が強い】

高張力鋼板とは、引張力が強い特殊鋼板です。

普通鋼に対して、シリコン(Si)やマンガン(Mn)等を添加することで、強い引張力を得ます。

高張力鋼板の特徴と注意点について、確認していきましょう。

2ー3ー1.特徴

高張力鋼板は、引張力が強い特性により、硬度を保ちながら鋼材を薄くすることが可能です。

そのため、自動車の車体に使用する事で、安全性と燃費を向上できるため注目されています。

2ー3ー2.扱う上での注意点

高張力鋼板を扱う上での注意点は、鋼材をプレス加工した際に割れが生じる恐れのある点です。

なぜなら、高張力鋼板は延性が低いため、割れが生じる可能性があります。

一般的に強度が高い鋼材ほど、延性が低下する傾向があるのです。

高張力鋼板の購入を検討する際は、延性と強度を両立した鋼材を購入しましょう。

2ー4.耐熱鋼板【熱に強い】

耐熱鋼板【熱に強い】

耐熱鋼板とは、熱に強い特殊鋼板です。

普通鋼に対して、クロム(Cr)、バナジウム(V)等を添加することで熱に強い特性を得ます。

耐熱鋼板の特徴と注意点について、確認していきましょう。

2ー4ー1.特徴

耐熱鋼板は、熱に強い特性により、高温における環境下での使用に適しています。

自動車や航空機のエンジンにも用いられていて、高温でも摩耗しにくいため、長寿命化が可能です。

2ー4ー2.扱う上での注意点

耐熱鋼板は、適切な商品を選択しないと、期待した耐熱性能が発揮できない注意点があります。

なぜなら、製品により耐熱性に違いがあるからです。

耐熱鋼板を採用する際は、利用する環境下に合った耐熱鋼板を選びましょう。

2ー5.快削鋼板【精密な加工ができる】

快削鋼板【精密な加工ができる】

快削鋼板とは、精密な加工が行いやすいよう、切削性を高めた特殊鋼板です。

普通鋼に対して、(硫黄(S)、リン(P)等を添加することで切削性の高い特性を得ます。

快削鋼板の特徴と注意点について、確認していきましょう。

2ー5ー1.特徴

快削鋼板は、加工が容易な鋼板のため、複雑な形状に加工する事が可能です。

主に、ねじ、ボルト、ナットなどの製造の際に利用されます。

2ー5ー2.扱う上での注意点

快削鋼板は硬度が低いことがあるので、注意が必要です。

なぜなら、切削性を高めるために添加した硫黄等の元素により、硬度が低下するから。

快削鋼板は、高硬度を必要としない部品の量産に適していると言えるでしょう。

【写真付き】特殊鋼版の商標紹介と適用事例

ここまで、特殊鋼板の種類について、ご紹介しました。

次に、特殊鋼版の商標紹介と適用事例についてご紹介していきます。

3ー1.【COR-TEN】建築物に最適です

COR-TENとは、日本製鉄が製造している特殊鋼板です。

サビをサビで防ぐというユニークな性質があり、美的効果が高く建築物に最適。

耐候性に優れているため、無塗装で使用することができます。

3ー1ー1.適用事例

適用事例

次に、COR-TENの代表的な適用事例を紹介します。

北海道百年記念塔では、COR-TENを使用。

建築家の芸術的なセンスにより、COR-TENの美的効果が活かされました。

3ー2.【ABREX】磨耗の激しい機械へ

ABREXとは、日本製鉄が製造している特殊鋼板です。

新しい耐摩耗鋼板ブランドとして開発され、高い耐摩耗性を発揮。

ABREXは、従来の鋼より薄く軽量化しても同等の性能が発揮できるのです。

そのため、機械負担が大きな磨耗の激しい箇所に採用されています。

3ー2ー1.適用事例

適用事例

次に、ABREXの代表的な適用事例を紹介します。

油圧ショベルのバケットでは、ABREXを使用。

ABREXを使用して軽量化することで機械負担が減り、長時間連続稼働が可能です。

他の事例を写真付きでお探しの場合は、ABREXの特集記事をご確認ください。

3ー3.【WEL-TEN】軽量化つ高強度を実現

WEL-TENとは、日本製鉄が製造している特殊鋼板です。

引張強さが強いため、曲面を必要とする原油タンクなどに利用されています。

また、切欠靱性が優れることにより、老朽化に強く、長寿命化が可能です。

3ー3ー1.適用事例

適用事例

次に、WEL-TENの代表的な適用事例を紹介します。

原油タンクでは、WEL-TENを使用。

WEL-TENの引っ張り強度の高さから、原油を貯蔵するタンクの大きな内圧に耐えられるのです。

他の事例を写真付きでお探しの場合は、WEL-TENの特集記事をご確認ください。

3ー4.【オーステナイトステンレス鋼】高温環境での利用が可能

オーステナイトステンレス鋼とは、高温環境で利用する特殊鋼板です。

日本製鉄では、NSSMC-NAR AH-7の規格番号で製造されています。

3ー4ー1.適用事例

適用事例

次に、オーステナイトステンレス鋼の代表的な適用事例を紹介します。

新規発電システムのガスタービンでは、オーステナイトステンレス鋼を使用。

オーステナイトステンレス鋼が、高温環境向けに設計された特殊鋼であることから、稼動時に高温となるガスタービンの材料に適しています。

3ー5.【CCC鋼】精密部品への適用に

CCC鋼(クリーンカットクロム快削鋼)とは、JFEスチールが製造している特殊鋼板です。

有害物質の鉛を排除し、切削性の高い特性があります。

加工が行いやすいので、精密部品への利用に最適です。

3ー5ー1.適用事例

適用事例

次に、CCC鋼の代表的な適用事例を紹介します。

CCC鋼は自動車のブレーキピストンに使用されています。

ブレーキピストンは、複雑な形状をしているため、CCC鋼が最適です。

特殊鋼板の購入は専門商社へ!【難しい加工まで対応】

特殊鋼板の購入は専門商社へ!【難しい加工まで対応】

ここまで、特殊鋼板の商標紹介と適用事例を紹介しました。

次に、特殊鋼板を購入する上でオススメの専門商社をご紹介します。

特殊鋼板に対する専門商社として長年の実績を持ち、難しい加工まで対応できる商社に厳選していますので、お役立てください。

4ー1.クマガイ特殊鋼株式会社

クマガイ特殊鋼株式会社は、創業100年以上の歴史を持つ実績のある、特殊鋼専門商社です。

世界的な特殊鋼専門商社の日本製鉄に対し、東海エリア唯一の特殊鋼厚板取扱店。

特殊鋼板取り扱いに関しては高い技術を有しており、加工の難しい特殊鋼を、自社で加工可能です。

特殊鋼版の購入を検討している場合は、クマガイ特殊鋼株式会社に問い合わせてみましょう。

まとめ

まとめ

特殊鋼板に関して、紹介してきました。

特殊鋼板とは、含有成分により特性が強化された鋼です。

特殊鋼板を用途に合わせて選ぶことができれば、製造物の品質が大きく向上します。

この記事で紹介した、特殊鋼板の種類や事例などを、ぜひ鋼板選びの参考にしてください。

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