【NM-13MN】耐摩耗性に優れた鋼材の購入・加工はクマガイ特殊鋼株式会社まで

耐摩耗性に優れた、NM-13MNという鋼材について、わかりやすく解説しています。特徴から価格、適用事例まで網羅的に紹介。この記事を読むことで、NM-13MNの特徴がわかり、摩耗の激しい箇所にどの鋼材が適切か判断できる様になります。

【NM-13MN】耐摩耗性に優れた鋼材の購入・加工はクマガイ特殊鋼株式会社までのイメージ

NM-13MNの特徴について、調べていますね?

様々な鋼材メーカーがあるため、購入するにあたりどの鋼材メーカーに頼めば良いのかお悩みかと思います。

NM-13MNは、加工の難しいハイマンガン鋼の鋼材です。

高い技術と実績のある鋼材メーカーに頼まなければ、予定する加工品が実現出来ない恐れがあります。

そこで、記事前半ではNM-13MNの特徴などを紹介して、記事後半では自信を持ってお勧めできる鋼材メーカーを紹介します。

この記事を読めば、NM-13MNを購入するにあたり最適な鋼材メーカーを選ぶことが可能です。

それでは、一緒に確認していきましょう。

鋼板・鋼材の加工・専門商社|クマガイ特殊鋼株式会社

NM-13MNとは

NM-13MNとは、日本製鐵のハイマンガン鋼の規格名です。

ハイマンガン鋼は、発明者の名を取りハッドフィールド鋼と呼ばれることもあります。

特殊鋼として、硬度が高く、磁性を持たない特徴があるのです。

JIS規格としては、JISG5131(高マンガン鋼鋳鋼品)が対応。

摩耗に強い耐摩耗鋼板として、工作機械や鉱山機械などの摩擦の多い部分に対して需要が高い鋼材です。

1ー1.加工硬化の特性をもつ

NM-13MNは、加工硬化の特性をもちます。

加工硬化とは、鋼材が加工変形によって次第に硬くなる現象のことです。

NM-13MNは、加工時に打撃を加えることで、高い硬度を得ることが可能になります。

加工硬化により鋼材の硬度が増すことで、耐摩耗性が大きく向上するのです。

NM-13MNは、摩擦の大きい部品の利用に最適と言えます。

1ー2.磁性を持たない

NM-13MNは、磁性を持ちません。

磁性が無いことは、NM-13MN(ハイマンガン鋼)が普通鋼と違う大きな特徴と言えます。

磁石にくっついては困る特殊な用途において、有効な部品として適用可能です。

有名な使用例としては、リニアモーターカーの線路の外装部分に採用されています。

磁性を持たない事で、電気の流れが安定するので、精密電子機器にも有効です。

NM-13MNの課題【加工が難しい】

ここまでは、NM-13MNの特徴を紹介しました。

優れた耐摩耗性と、磁性が無い個性的な特性を持つNM-13MN(ハイマンガン鋼)ですが、鋼材の中では、非常に加工が非常に難しい鋼材として有名です。

NM-13MNの購入を検討する際に、NM-13MNの課題として以下を押さえておきましょう。

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2ー1.衝撃を与えると硬化してしまう

NM-13MNは衝撃を与えると硬化する性質があります。

耐摩耗鋼板として高い性能を誇るための長所の一つである反面、加工する際は熟練の技術者と高度な加工機械を必要とします。

NM-13MNが硬化するほどに、加工する機械への負担が大きいです。

NM-13MNを加工する際は、負担に耐える加工機械を持つ鋼材メーカーに依頼する必要があります。

2ー2.切削や精密な穴あけなどの加工は避ける

NM-13MNを加工する際は、切削や精密な穴あけなどは避ける必要があります。

理由としては、切削や穴あけ加工を行うと熱割れなどの問題が生じる恐れがあるためです。

熱割れが生じてしまうと、加工品が本来想定した性能を発揮できません。

NM-13MNを購入して、部品加工する際は、検討する部品に鋼材が適しているか鋼材メーカーに相談する必要があります。

2ー3.水靭処理による加工が必要

NM-13MNを加工する際は鋼を加工する際は、水靭処理による加工が必要になります。

NM-13MNは靭性を上げるために、水靭処理が最も適した加工法として確立されているからです。

ハイマンガン鋼に、水靭処理を施す事で耐摩耗鋼板としての性能を引き出す事ができます。

水靭処理とは、一度加熱した鋼材を一気に冷却して、鋼材の靭性を高くする熱処理技法のことです。

加工を依頼する際には、水靭処理が行える鋼材メーカーに依頼する必要があります。

NM-13MNの価格

NM-13MNの価格に関しては、専門分野向け商品であるため、一般的に価格が公開されていません。

購入を検討する際は、NM-13MNを取り扱い、加工技術の高さに定評のあるクマガイ特殊鋼株式会社に問い合わせてみましょう。

要望に合わせて、適切な加工方法とともに価格を見積もってもらうことが可能です。

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【事例紹介】NM-13MNは何に使われている?

ここまで、NM-13MNに関する情報をまとめてきましたので、NM-13MNに対する知識の整理ができたかと思います。

では実際に、どこでNM-13MNが利用されているか、気になりますね?

耐摩耗性が重要な部品箇所での利用例が多く、部品が摩耗に耐えることで交換コストを抑えることができます。

機械の種類としては、粉砕や破砕等を行う機械によく使われていると言えるでしょう。

以降で、NM-13MNの事例に関してご紹介します。

4−1.産業廃棄物処理用のトラックの内貼り

NM-13MNは、産業廃棄物処理用のトラックの内貼り部分に使われています。

産業廃棄物の運搬として、硬い鉄の廃材などを荷台に乗せての輸送が必要です。

そのため、荷台の内貼りを耐摩耗性の高い鋼材を使用することが有効になります。

輸送時に荷台と産業廃棄物が擦れ合うため、耐摩耗鋼板として高い性能を誇る、NM-13MNの使用は理にかなっていると言えるでしょう。

4−2.ショットブラストの内張り

NM-13MNは、ショットブラストの内張り部分に使われています。

ショットブラストとは、内部にある羽車状のブレードを高速で回転させ、装置に送り込まれた研削材を噴射させて、多種の表面加工を行う機械です。

そのため、装置の内張りには耐摩耗性の高い鋼材が求められます。

装置の内張りと研削材が擦れ合うため、耐摩耗鋼板として優秀な、NM-13MNの使用は効果的です。

4−3.鉱石クラッシャー用の刃

NM-13MNは、鉱石クラッシャー用の刃部分に使われています。

鉱石クラッシャーとは、鉱山や砕石場などで鉱石や岩石等を破砕する装置のことです。

硬い原石などを砕くため部品摩耗が激しい箇所なので、NM-13MNの使用が有効になります。

【加工まで対応!】NM-13MNの購入はクマガイ特殊鋼株式会社まで

ここまで、NM-13MNの特徴や事例をまとめてきました。

次に、購入するのに適した鋼材メーカーとして、創業100年以上の歴史があるクマガイ特殊鋼株式会社を紹介します。

中部地区で唯一、日本製鉄の指定特約店であり、NM-13MNに対して高い加工技術とノウハウを持っている企業ですので、安心して購入可能です。

それでは、クマガイ特殊鋼株式会社の特徴に関して見ていきましょう。

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5ー1.ウォータージェット式【独自加工ノウハウ】

クマガイ特殊鋼株式会社は、ウォータージェット式(水靭処理)の加工技術に自社で対応できますので、顧客の要望に合わせて柔軟なNM-13MNの加工が可能です。

独自加工ノウハウを多数蓄積していますので、最適な加工法を提案して安全かつコストを抑えた納品が可能になります。

クマガイ特殊鋼株式会社のホームページでは、NM-13MNを使用した溶接構造品の加工現場の写真が閲覧できますので、確認してみてください。

5ー2.豊富な加工実績

豊富な加工実績

クマガイ特殊鋼株式会社は、創業100年の事業から豊富な鋼材の加工実績があります。

近年は、NM-13MNに力を入れており、豊富な実績により、顧客に最適な加工方法を提案可能です。

クマガイ特殊鋼株式会社のホームページでは、NM-13MNの加工サンプルが閲覧できますので、確認してみてください。

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まとめ

本記事では、NM-13MNについて特徴と事例を再確認したあとで、購入に最適な企業をご紹介しました。

NM-13MN(ハイマンガン鋼)とは、耐摩耗性に優れた鋼材です。

加工硬化性や磁性を持たない等の特徴をもつ反面、NM-13MNは加工が難しいという注意点があります。

NM-13MNの購入なら、加工サンプルの豊富な実績もあるクマガイ特殊鋼株式会社がオススメです。

Web問い合わせと電話問い合わせの両方に対応しているので、購入を検討している場合は、ぜひ相談してみると良いでしょう。

創業100年の鋼材メーカーとしての実績と、NM-13MNに自社加工で対応できる技術力でサポートしてくれます。

本記事で、NM-13MNの購入に最適な鋼材メーカーの情報が根拠と共にわかりましたね。

今後、読者のみなさんがNM-13MNを購入する際の参考にしてください。